ARコンテンツ作成勉強会は福岡を中心に活動していますが、それ以外にも九州の他県(熊本,宮崎,鹿児島,大分,長崎)、中国(広島,山口)、北海道などでも勉強会を開催させてもらっています。
その中、熊本での開催回数が2020/1/12でついに10回を達成したのでこれまでの活動を振り返ってみます。
#0 きっかけ
2014年10月11に福岡で開催した勉強会に熊本在住の早井さん(@_shinjism)が初参加。県外から参加者が来るのも初めてだったので、最初は間違って参加登録したのではないかと思い、本当に来るの？とメッセージを送ったのは懐かしい思い出。
この回でお会いしたことをきっかけに熊本でも勉強会を開催することになった。
#1 初開催！ノンプログラミングでAR
早井さんの初参加から１ヶ月経たない2014年11月1日に熊本での初開催。この頃からフットワークは軽かった。
勉強会の内容は、当時のAR勉強会でよく使っていたmetaio社のjunaio対応のARコンテンツをノンプログラミングで作るハンズオンを実施しました。会場は早井さんの奥さんが勤めるシステムフォレスト。
#2 PHPで作るAR
2015/1/31に前回の内容の続きとしてjunaio対応ARコンテンツ開発のプログラミング編を開催。PHPのサンプルコードを編集することで、ノンプログラミングツールよりもきめの細かいコンテンツを作れることを体験。
#3 KinectでAR
2015/5/16に、インタラクティブコンテンツ開発で人気なモーションコントローラのKinectを使ったARに関するハンズオンを開催。主にスケルトントラッキングを使い顔にキャラクターの顔を重ねたり、手の動きを使ってキャラクターの顔を切り替えたりしました。開発ツールはprocessing。
#4 UnityとVuforiaで作るAR
2015/8/1に開催。これまでAR勉強会で使用していたjunaioを提供していたmetaio社が某リンゴのマークの会社に買収されて関連ツールが使えなくなったことを受け、今やAR開発ツールのスタンダードになったUnityの使い方について解説。
#5 ウェアラブルセンサを使ったコンテンツ
#6 Webブラウザで作るスマホAR
2016/7/16-17に2日連続で開催。震災後の熊本を盛り上げる一助になれればという思いもあり、色々な人が楽しめるように開発者向けと初心者向けを企画。
開発者向けの内容としては、筋肉の動きや腕の加速度を計測できるウェアラブルデバイスのMYOをつかったキャラクター操作に関するハンズオン、初心者向けの内容としてはプログラミングの知識が全くなくてもマウス操作だけでスマホARが作れるzapparの使い方のハンズオンを実施しました。
#7 HoloLensハンズオン
2017/1/28 国内で発売されたばかりのMicrosoft HoloLensのハンズオン開催。AirTapでオブジェクトを目の前に落とすコンテンツを作りました。会場はえきまえスペース。
#8 Blenderを使った3Dモデリング
2017/3/18 福岡での勉強会の人気ネタ、宮田(@miyata080825)さんによるBlenderハンズオンを熊本で開催。各自が作ったアヒルの3DモデルをARで表示するまでについてを体験してもらいました。
#9 Magic Leap One体験会
#10 OpenCVを使ったスタンプAR
2020/1/11-12 久しぶりに開催。もともと12日のみの予定でしたが、せっかく熊本に行くことだしという事で11日にも開催させていただきました。
11日には日本未発売のARデバイス、Magic Leap Oneをメインとして各種AR/VRデバイスの体験会を開催。開発者だけでなく専門学校の生徒さんも参加してくれました。
そして第10回目となる12日にはOpenCVとARCoreを組み合わせ、カメラ映像から切り取った風景を画像処理で加工し、スタンプのように空間に張り付けるコンテンツを開発するハンズオンを開催しました。
軽く振り返ってみましたが、色々と懐かしく思うとともにその時々で主流となるツールやデバイスの変遷を見ることができて楽しかったです。
もちろん、熊本での勉強会は10回で終わらせずこれからも継続していきたいと思います。他にも自分抜きでも現地の人たちでハンズオンとかやってもらっても面白いかなとか考えています。ということで今後の#AR_Kumamotoも宜しくお願いします。
さて、次に10回を迎えるのは現在9回開催している宮崎かな？
