tks_yoshinagaの日記

KinectやLeap motion, VRやARなどの技術を使ってやったことのメモとか

AR開発の解説

MetaQuestでRayインタラクション

0. 本記事の内容 今回はMeta Questでコントローラや手から出るポインタ(Ray)とのインタラクションについてです。具体的にはRayを用いたHover(ポインティング)や選択(クリック)の検出を実現する手順について紹介します。GitHubで公開しているサンプルの05-Ray…

MetaQuestでUnityのUI操作

0. 本記事の内容 Meta QuestでUnityのUIを操作する例としてボタン操作の方法を紹介します。本記事ではまず手やコントローラがボタンと相互作用できることを確認し、そのあとインタラクションの一例としてボタンを押したタイミングでCubeを消す方法を解説しま…

MetaQuestでオブジェクトをつかむ(準備編)

0. 本記事の内容 Meta Questで3Dオブジェクト(立方体)をつかんで操作する方法の紹介を開始します。ただしVRやARにおいて一言でオブジェクトをつかむと言っても、そのオブジェクトが近くにある場合と遠くにある場合とで必要な設定が異なります。本連載ではそ…

はじめようMeta XR SDKでQuestアプリ開発

1. はじめに Meta Quest 3の登場により、VRとARの両方のアプリ開発がより身近になりました。 また、Meta社はBuilding Blocksという、ノーコードでオブジェクトの表示やインタラクションを容易に実現するツールを提供開始しました。これにより、Meta XR SDKが…

MetaQuestで遠くにあるオブジェクトをつかむ

0. 本記事の内容 本記事ではMeta Questで遠くにある3Dオブジェクト(立方体)をつかんで操作するまでを紹介します。この動画はAR版ですがAR/VR両対応です。GitHubで公開しているサンプルの03-FarManipulationまたは03-FarManipulation-ARシーンでも動作を確認…

MetaQuestで近くにあるオブジェクトをつかむ

0. 本記事の内容 本記事ではMeta Questで近くの3Dオブジェクト(立方体)をつかんで操作するまでを紹介します。この動画はAR版ですがAR/VR両対応です。GitHubで公開しているサンプルの02-NearManipulationまたは02-NearManipulation-ARシーンでも動作を確認で…

MetaQuestのパススルー機能を使ったAR表示

0. 本記事の内容 本記事ではMeta Questで3Dオブジェクト(立方体)をAR表示するまでの手順を紹介します。GitHubで公開しているサンプルの01-ShowObject-ARシーンでも動作を確認できます。 なお本記事は下記で作成したシーン編集してAR化します。まずはこちらを…

MetaQuestでオブジェクトをVR表示

0. 本記事の内容 本記事ではMeta Questで3Dオブジェクト(立方体)をVRで表示するまでの手順を紹介します。GitHubで公開しているサンプルの01-ShowObjectシーンでも動作を確認できます。 なお本記事は下記の続きとなります。設定等に違いがないかご確認くださ…

Meta XR SDKのインストールとプロジェクトの設定

0. 本記事の内容 本記事ではMeta Quest対応のアプリケーションをUnityで開発するためのプロジェクト設定方法やSDKのインストール手順について紹介します。 1. Unityプロジェクトの作成 Unity Hubを開きNew projectをクリック New projectウィンドウ内でUnity…

はじめようApple Vision Proアプリ開発

0. はじめに Apple Vision ProのSDKとSimulatorが公開されたので、Swiftのテンプレートプロジェクトをベースに好きな3Dモデルを表示するまでの手順を紹介します。(2023年6月23日現在)こんな感じのことをやります。

ARCore Geospatial APIハンズオン勉強会を開催しました。

先日Googleから発表されたロケーションARのためのAPIであるGeospatial APIのハンズオンを6/4にARコンテンツ作成勉強会(AR_Fukuoka)で開催しました。 今回はエンジニアカフェを会場にオフライン開催。さらにDoMCNと連携して北海道のサテライト会場、YouTube試…

MRTKでNreal Lightのハンドトラッキング&インタラクションを使うProfileを公開しました

Nreal Lightの最新版のSDK(NRSDK 1.6.0)にて待ちに待ったハンドトラッキングがサポートされました。 nrealのハンドトラッキング体験をデバイス間で共有できる様にしてみた。今日は @hand_anything にて撮影。#AR_Fukuoka #nreal #augmentedreality @Nreal pi…

WebXRハンズオンを開催しました (HoloLens2, Oculus Quest対応)

2021年 6/4 と7/9にARコンテンツ作成勉強会でHoloLens2やOculus Quest対応のWebXRハンズオンを開催しました。 [勉強会の様子] サンプルプログラムや勉強会資料を公開しています。ご興味があればぜひお試しください。また、勉強会の再開催希望などありました…

C#で始めるAzure Kinect開発:目次

Azure KinectをC#で扱うための手順について紹介しています。FormアプリケーションでやUnity+C#での開発の方法を自分用のメモとして残しておきます。①プロジェクト設定&SDK導入 for Formアプリケーション ②カラー画像の表示 for Formアプリケーション ③Depth…

C#で始めるAzure Kinect開発⑥:Unity+C#でPoint Cloud表示

1. はじめに 前回はUnityでAzureKinectを使うためのセットアップ手順について解説しました。今回はその続きとして、Depthとカラー画像を取得し座標変換で得られる色付きのPoint Cloudを表示する方法について解説します。 まずは下記で作成したプロジェクトを…

C#で始めるAzure Kinect開発④:カラー画像とDepth画像の位置合わせ

1.はじめに これまでの記事ではC#のFormアプリケーション開発するためのSDKの導入、Kinectの起動、カラー画像の表示、Depth画像の表示についてそれぞれ解説しました。(過去記事はこのページの最後にリンクがあります。) これらのチュートリアルを組み合わせ…

C#で始めるAzure Kinect開発③:Depth画像の表示

1.はじめに 前々回の記事ではC#のFormアプリケーションでKinectに接続するまでの手順を、そして前回はカラー画像を表示するまでの手順を解説しました。今回はその次のステップとしてDepth画像を取得して表示するまでの手順を紹介します。なお本プログラムは…

C#で始めるAzure Kinect開発②:カラー画像の表示

1.はじめに 前回の記事ではC#のFormアプリケーションでKinectに接続するまでの手順を解説しました。今回はその次のステップとしてカラー画像を取得して表示するまでの手順を紹介します。なお本プログラムは公式サンプルのカラー画像に関する部分を抜き出した…

C#で始めるAzure Kinect開発①:プロジェクト設定 & SDKの導入

1.はじめに C#を使ってAzureKinect用のシステムの開発をする際のプロジェクトの設定やSDKの導入手順についてのメモ。 2.開発環境 ・Visual Studio 2019 ※C# フォームアプリケーション開発環境を事前にインストール・Azure Kinect SDK1.3.0

Oculus QuestとA-Frameで始めるWebVR

0.はじめに Oculus Questが発売され2週間以上経ち、そろそろ自分で何か作ってみたいという人も増えてくるんじゃないかなと思ったので、A-Frameを使ったWebVR開発のはじめの一歩について手順をまとめておきます。本記事の内容をでとりあえずトリガーのオン/オ…

UnityではじめるLooking Glass

0.はじめに 裸眼で3Dコンテンツを楽しめるLooking Glassがついに手元に届きました。 関連記事:VRゴーグルつけずに3D表示:Looking Glass – 九州先端科学技術研究所 早速Unityで何か開発する際の手順をメモ(for Windows)。詳細は公式ページ(英語)にあります…

ARCore対応コンテンツ開発入門

はじめに 6・7月にARコンテンツ作成勉強会のネタとして福岡と宮崎でARCore対応コンテンツ開発入門のハンズオンを実施しました。当日使用した資料を公開していますので、本記事にまとめて掲載しておきます。これからARCoreをはじめてみたい方は是非ご活用くだ…

A-Frameで始めようお手軽WebAR (Tango/ARCore対応)

Webブラウザ上で動くVRを実現できることで今注目のA-Frameですが、他のライブラリと組み合わせることでマーカー認識を用いたARはもちろん、Google TangoやARCore等の次世代ARプラットフォーム対応のARも実現できます。そこで今回はA-Frameを用いてTango/ARCo…

ARコンテンツ作成勉強会資料

これまでのARコンテンツ作成勉強会でのハンズオン資料が増えてきたのでリンクをまとめておきます。 1.スマホ対応AR はじめようARCore (基本機能編) はじめようARCore (平面との相互作用と3Dお絵描き) はじめようARCore(自己推定・平面検出・FaceTracking) ←n…

ARCoreで検出した水平面にオブジェクトを落とす

※情報が古くなっています。ARCore1.3以降をお使いの方はコチラをご覧ください。(2018/08/06) 1.はじめに 8月末にGoogleからAndroid用ARプラットフォームのARCoreが発表されました。下記サイトにも書かれているようにARCoreによってマーカーを使わずに端末の…

Windows Mixed Reality Headsetで自作コンテンツを動かす with A-Frame

1.はじめに 前回の記事で紹介した、Unityを用いたWindows Mixed Reality Headset (以下WinMR)対応コンテンツの作り方に続き、今回はウェブブラウザ上でVRを実現できるWebVR対応ライブラリのA-Frameとの連携についてご紹介。既存サンプルを編集しWinMRで利用…

Windows Mixed Reality Headsetで自作コンテンツを動かす with Unity

1.はじめに Windows Mixed Reality(HP製) ヘッドセットが届いたので自作コンテンツを動かすまでの手順をまとめておきます。

HoloKitとGoogleTangoで手軽に光学シースルーAR

手軽に光学シースルーARが実現できるHoloKitを入手したのでレポート。光学シースルーARというのはカメラで撮影した風景映像にCGを重ねるのではなく、HoloLensのように目で見ている風景の上にCGのみが重畳される方式のARです。それをGoogleTangoやARKitに対応…

HoloLens: 開発ハンズオン資料一覧

これまでにARコンテンツ作成勉強会で開催したHoloLensハンズオンの資料をまとめました。HoloLensを用いた開発のチュートリアルとしてお役立てください。 1. GazeとTap&Holdを用いたオブジェクトの移動 HoloToolkitのInputManagerを使用し、カーソルが当たっ…

Google TangoでMarker Detectionを使おう

1.はじめに GoogleのTangoという技術を搭載した端末が発売されたおかげで、HoloLensのようなマーカーの事前準備が不要なARを手軽に実現できるようになりました。ところがそれに慣れてくると、「CGの配置を自由に行いたい」「毎回同じ位置にCGを表示させたい…