1. AR Fukuokaって?
AR(Augmented Reality:拡張現実感)技術を実際に体験しながら学ぶことをメインに、開発のハンズオンや最新機器の体験会を行うなど、福岡を中心に活動しているARコンテンツ作成勉強会(#AR_Fukuoka)というコミュニティです。
AR Fukuokaやそれに関連した1年間の活動を振り返ると、合計で47回もの勉強会開催や他コミュニティのイベント出展・登壇をしていたので、せっかくなのでまとめます。
2. ハンズオン・体験会
今年は26回の勉強会を開催しました。内訳は福岡で22回、鹿児島・宮崎・広島・札幌でそれぞれ1回ずつ。そしてついに開催100回越えを達成しました。
また、リモート参加も受け付けるなど少し新しいことも盛り込んだり。
さて福岡でやった内容はというと、新規ネタとしてはOpenCVによる画像処理とARを組み合わせたハンドトラッキングや塗り絵アプリなどの作り方、今年発売されたAzureKinect、簡易光学シースルーHMDのAryzonを用いたコンテンツの使い方などなど。ARやインタラクションを実現するための基礎的な考え方を話すことが多かったです。
さらにDuckathonでおなじみ、宮田さん(@miyata080825)にはBlenderの最新バージョンの使い方のハンズオン、そして今年から勉強会に参加してくれたAaronさん(@otri)にはStructureセンサを使ったMRコンテンツ開発のハンズオンをしていただきました。
加えて、入門者向けのハンズオンも開催しました。1つはARCoreの使い方について。そしてもう1つはVuforiaとUnityを使ったノンプログラミングAR開発について。Vuforiaの回では今年オープンしたエンジニアカフェを使い、AR Fukuokaとしては珍しく20人近い人数で実施しました。サポートしてくれた宮田さん、石橋(@rupic_jp)さんありがとうござました。
続いて県外での活動について。まずは自分の中で年中行事となっている宮崎県での勉強会。今回はARCoreとOpenCVを使ったスタンプARのハンズオンを開催しました。運営の永井(@tabibits)さんいつもありがとうございます。
また鹿児島・広島ではAR/VRデバイスの体験会を開催しました。写真や紹介記事などでは伝えるのが難しい各機材の魅力を実際に体験してもらうことで、情報を共有できたと思います。鹿児島の永山さん、広島の中村さん開催のサポートをありがとうございました。次回はハンズオンもやりたいなと思っています。
さらに、これまでの活動の中で一番遠方の札幌でも勉強会を初開催。今回はARCoreハンズオンとして、CGの表示、空間お絵かき、フェイストラッキングなどについて開催しました。開催にあたりご協力いただいた石岡(@jun_mh4g)さんありがとうござました。ぜひ第2回も開催できればと思います。
3. イベント・meetup登壇
今年は福岡市科学館とのコラボでサイエンスカフェでお話をさせていただいたり、やまぐち産業振興財団と一緒にVR・AR体験会を開催したりしました。
またTaiwan Virtual Reality Meetupに久しぶりに参加してMagic Leapを使ったデモと発表をしてきました。語学が堪能な訳ではないですがARのように体験がメインだとどうにかなるので毎回楽しく参加しています。
他にも、福岡のITコミュニティを集めたLT会にも登壇させていただき、AR Fukuokaを紹介しました。これをきっかけに新規の参加者が来てれると嬉しいです。
4. その他コミュニティ
去年に引き続き今年もAR Fukuoka以外のコミュニティやイベントでもハンズオンをやらせていただきました。
ももち浜TECHカフェ:5回
織りなすラボ:6回
SRP Open Innovation Lab:4回
5. まとめ
今年はリモート参加などの新しい要素を入れつつ、いつもどおりハンズオンを中心とした活動をしてきました。他のコミュニティとのコラボも含めるとほぼ毎週どこかで登壇しているくらい沢山の機会に恵まれとても楽しい一年になりました。この勢いで来年も頑張ろうと思います。
今後も新規の参加者はもちろん、勉強会でやってみたいネタや講師の立候補、福岡県外での開催リクエストお待ちしています!
[EFC アワード投票受付中!]
Engineer Friendly City Fukuokaの企画でアワードの投票が行われています。
当勉強会もコミュニティ部門にエントリーしていますのでリストの一番最後にある「No.8 ARコンテンツ作成勉強会 」(下記のロゴ)への投票していただけると嬉しいです。応援お待ちしています。
[投票サイト]
https://efc.fukuoka.jp/award/community