1. はじめに
Meta Quest 3の登場により、VRとARの両方のアプリ開発がより身近になりました。
また、Meta社はBuilding Blocksという、ノーコードでオブジェクトの表示やインタラクションを容易に実現するツールを提供開始しました。これにより、Meta XR SDKが提供する機能を手軽に試すことが可能になりました。
しかし、Building Blocksで作成したサンプルに物足りなさを感じ、サンプルを調整して自分が望む動作を実現しようとする段階になると、SDKの使い方を学ぶ必要がります。Meta XR SDKは豊富なサンプルを提供していてこれらから多くを学ぶことができますが、サンプルを一つ一つ確認することは初心者にとっては情報量が多く、高いハードルとなり得ます。つまり、「ちょっと変更したい」という要望を実現するのが非常に大変なのです。実際、私自身も学習するのに苦労しました。
そこで、Questを使ったオブジェクトの表示やインタラクションを実現するための基本手順を学べる資料があると多くの方の学習の支援になるのではないかと考え、この連載を始めるに至りました。ノーコードのBuilding Blocksと公式サンプルの中間くらいのレベル感で、特定の機能を実現するための最小構成を学べる資料を作成しようと考えています。
2. 連載目次
ほか、思いついたネタがあれば掲載していきたいと思います。
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3. GitHub
本記事で作成したサンプルはGitHubでも公開しています。