tks_yoshinagaの日記

KinectやLeap motion, VRやARなどの技術を使ってやったことのメモとか

Zapparで簡単AR: 動画表示コンテンツを作ってみよう

 Zapparではマーカーとなる画像の上に写真やムービー、音声やボタンなど2Dのデータを重畳表示することが可能です。そしてこれらを用いたコンテンツの作成にはzapcode creatorというwebアプリを使用します。今回はZappar対応コンテンツ作成の第一歩として、以下の画像のようにマーカー画像の上にムービーを重ねて表示するためのzapcode creatorの使い方について解説します。

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まずは以下のページからログインしましょう。
https://creator.zapcode.it/login/

続けて本記事で作成するコンテンツのためのデータを下記リンクからダウンロードしてください。
zapp1.zip

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Zapparで簡単AR: アカウントを作成しよう

今回はZapparで表示するコンテンツを作成するのに必要なアカウントの作成手順について解説します。
まずは登録サイトにアクセスしてfacebook,google,メールアドレスのいずれかと、パスワード、生年月日を登録し、[AGREE AND REGISTER]をクリックします。
※本記事ではメールアドレスを登録に使用した場合を例に解説をします。

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Zapparで簡単AR: ARブラウザを使ってみよう

ZapparとはイギリスのZappar Limitedが提供している無償のARブラウザです。
ARブラウザとは、webブラウザとサイトとの関係と同じように、世界中の制作者が公開したARコンテンツを1つのアプリ(ブラウザ)で実行するというもので、ARコンテンツ毎にアプリをインストールする必要がないのが特徴です。

これを利用するため、まずはスマホタブレットにZapparをインストールしましょう。iPadiPhone,iPod touchを利用している方はApp Storeで、Androidを使用している方はGoogle Playzapparと検索すれば見つけることができます。

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Kodak PIXPRO SP360の画像をgoogle cardboardで見る

Kodak PIXPRO sp360とは1ショットでレンズを中心とした全方位の画像を撮影できる非常に面白いカメラです。

PIXPRO - マスプロ電工|MASPRO

撮影した動画や静止画は、PCやスマホタブレットで閲覧したり加工してYouTubeの360度コンテンツとしてシェアしたりして楽しむことができます。

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Intel Real Sense用サンプル for C# Formアプリケーション

1.はじめに

 小型のRGB-Dセンサとして昨今話題のIntel Real Sense、サンプルも豊富で色々と遊べるのですが、自分でプログラムを書こうとするとサンプルもリファレンスも初学者には少々分かりにくい印象を受けました。そこで今回、カラー画像とdepth画像を取得して表示するというだけの簡単なサンプルをC#用に作成しました。

 内輪向けに作成したものですが、誰かの参考になればと思ったので公開します。今回は開発手順に従って説明をするため多少回りくどくなるかもしれません。まずコード全体を見たいという方はこちらからソースをダウンロードしてください。
 なお、本記事ではプロジェクトへのライブラリの追加等は完了しているものとして話を進めます。ライブラリの設定等については、公式ドキュメント(Intel® RealSense™ SDK Documentation)のConfiguring C# Development Environmentを参考にしてください。

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Kinectを用いた実物体と仮想物体のインタラクション

 ARやVR空間に表示された仮想物体実物体が何かしらの相互作用ができたら面白いのではないかと思い、ちょっとしたコンテンツを試作しました。わりと簡便な方法で実現できるのでメモ程度にざっくりとした手順を残しておきます。

1.開発環境
 今回の試作では以下のセンサやライブラリを使用しました。

 ・開発言語:C#
 ・グラフィクス:OpenGL (OpenTK使用)
 ・センサ:Kinect for Windows
 ・画像処理:OpenCVSharp

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【再掲】 LeapMotionを使ってAR(Augmented Reality)やその他諸々をやってみた

ARに関するAdvent Calendar用の内容としてはちょうど良さそうなので昨年書いた記事を再掲。
LEAP motionを用いたARシステムを作る上での参考になれば幸いです。

以下、本文

2013年7月にLeapMotionが手元に届き、一通り遊んでみたので振り返りもかねて紹介します。

まず、開発に用いた言語やライブラリは以下の通りです。

・開発言語:C#
・グラフィクス:OpenGL (OpenTK使用)
・カメラ画像取得:DirectShow.NET
・ARマーカの認識: NyARToolKit for C#
・物理演算:BulletSharp
・その他センサ:Kinect for Windows

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