tks_yoshinagaの日記

KinectやLeap motion, VRやARなどの技術を使ってやったことのメモとか

UnityではじめるLooking Glass

0.はじめに

裸眼で3Dコンテンツを楽しめるLooking Glassがついに手元に届きました。

関連記事:
VRゴーグルつけずに3D表示:Looking Glass –  九州先端科学技術研究所

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早速Unityで何か開発する際の手順をメモ(for Windows)。
詳細は公式ページ(英語)にありますので、そちらもぜひご一読を。

 

1.ディスプレイの設定

(1) Looking GlassとPCをHDMIケーブルとUSBケーブルで接続

(2) ディスプレイ設定を開き、Looking Glass側(下図2)を下記の通り設定

 拡大縮小:100%
 解像度: 2560×1600

(3) また、メインディスプレイ(下図1側)も拡大縮小を100%に設定。

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2.Unityを使った開発

この記事ではUnity 2017.3.1p1を使用。

(1) Unityを起動して新規プロジェクトを作成

(2) SDKをダウンロード

https://lookingglassfactory.com/downloads/holoplay-sdk-looking-glass/

(3) ダウンロード終了後SDK(HoloPlay-SDK-0.1.4.unitypackage)をダブルクリック

(4) インポートの許可を求めてくるので、右下の[Import]をクリック

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(5) Looking Glass用の設定ダイアログが表示されるので[Apply Changes]をクリック

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(6) HierarchyからMain Cameraを削除

(7) 代わりにHoloPlayフォルダ内にある[HoloPlay Capture.prefab]をHierarchyにドラッグ&ドロップ

(8) HoloPlay CaptureのInspector(画面右)にある[Settings]ボタンをクリック

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(9) メインディスプレイとLooking Glassの位置関係を設定。
※先ほどのディスプレイ設定を参照。本記事では[Right]を選択

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(10) HoloPlay CaptureのInspector(画面右)のToggle Previewをクリック

※UnityのSceneでオブジェクトを配置した結果を即座にLooking Glassでプレビューできます。

(11) 表示したいオブジェクトをSceneタブに表示されている緑の枠内に配置。 

 

(12) オブジェクト等にスクリプトやアニメーションを設定した場合は、最後にPlayボタンをクリックすると実行できます。

以上です。さて何作ろうかな?

 

追記:

ARコンテンツ作成勉強会でLooking GlassとLeap Motionを使ったハンズオンを開催しました。ご興味があればどうぞ。

://twitter.com/Tks_Yoshinaga/status/1072456680259112960https://twitter.com/Tks_Yoshinaga/status/1072456680259112960

 

追記2:
とりあえずHoloLensように作っていたPoint Cloud表示アプリを移植してみました。
めちゃくちゃすんなり動いて拍子抜け。

https://twitter.com/Tks_Yoshinaga/status/1072456680259112960

 
https://twitter.com/Tks_Yoshinaga/status/1072456680259112960