1. はじめに
Googleが提供するスマホ向け次世代ARプラットフォームのARCoreがウェブブラウザのChromeでも利用できるようになるとのことです。
ちなみにWebAR対応予定はChrome 69からなので、早ければ現行版のChrome 67の次の次のバージョンから利用できます。(2018/06/18現在)
しかしそんなに待っていられないという人には、試験運用版なら利用できますのでその手順をまとめておきます。(自己責任でお願いします)
2. 手順
(1) ARCore対応端末を用意
Supported Devices | ARCore | Google Developers
※OSはAndroid O (Android 8.0)以上
※筆者はNokia 6.1 (Android 8.1.0)とGalaxy S8(Android 8.0.0)で動作を確認。
(2) Chrome Canaryをダウンロード&インストール
(3) Chrome Canaryを起動しWebXRを有効化
・アドレスバーにchrome://flagsと入力
・WebXR Device APIとWebXR Hit TestをEnabledにする
・再起動を促してくるのでRELAUNCH NOWをタップ
(4) Web ARコンテンツを実行
すぐ体験できたコンテンツはコチラ↓
3. まとめ
実際に上記コンテンツにアクセスしてみるといずれもスムーズに動作しました。
専用アプリをインストールせず、Webブラウザさえあればページ閲覧の延長でARを利用できるのは非常に面白いと思いました。
WebサイトからAR体験という流れは、これまであったARコンテンツからWebサイトにアクセスという流れ以上に、今の日常生活との相性が良さそうでAR普及のきっかけになりそうです。