1.はじめに
C#を使ってAzureKinect用のシステムの開発をする際のプロジェクトの設定やSDKの導入手順についてのメモ。
2.開発環境
・Visual Studio 2019
※C# フォームアプリケーション開発環境を事前にインストール
・Azure Kinect SDK1.3.0
3.プロジェクトの作成と設定
1) Visual Studioを起動
2) [新しいプロジェクト]の作成をクリック
3) Windowsフォームアプリケーションケーション(.NET Framework)を選択して[次へ]をクリック
4) プロジェクト名や保存場所を指定して[作成]をクリック
5) Any CPU横の▼をクリックし[構成マネージャー]を選択
6) アクティブ ソリューション プラットフォームから<新規作成...>をクリック
7) 新しいプラットフォームを...でx64が選択されていることを確認し[OK]をクリック
8) [閉じる]をクリック
4.SDKの導入
1) [ツール]→[NuGetパッケージマネージャー]→[ソリューションのNuGetパッケージの管理]
2) 参照をクリック
3) Azure Kinectで検索
4) Microsoft.Azure.Kinect.Sensorを選択
5) プロジェクトを選択
6) SDKのバージョンを選択(本記事では1.3.0)
7) [インストール]をクリック
8) ダイアログが出てきたら[OK]や[同意]をクリック
5.動作確認
1) Form1.cs[デザイン]タブを開く
2) プロパティ内のイベントを選択
3) FormClosingをダブルクリック (後ほどKinectの終了処理を書くのに使用)
4) 下記を参照してSDKの読み込み、Kinectの接続/終了コードを記述
①AzureKinectSDKの読み込み
②Kinectを扱う変数の宣言
③Kinectの初期化関数を定義(Form1コンストラクタから呼び出す)
④アプリ終了時にKinect終了させる
5) ソリューションの構成をReleaseかDebugのどちらかを選択して[開始]をクリック
6) AzureKinectのランプが点灯したら成功
6.まとめ
UnityやC++での開発が主流の中、C#のFormアプリケーションでの開発のための設定手順について解説しました。そう頻繁に行う操作ではないですが、過去にやって忘れてしまった人やこれからC#で開発したい人の参考になればと思います。
この続きとしてカラー画像やDepth画像の表示手順も紹介していますのでご興味がある方はご覧ください。
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