tks_yoshinagaの日記

KinectやLeap motion, VRやARなどの技術を使ってやったことのメモとか

Magic Leap体験会を開催しました

今年の8月についに発売されたARデバイスMagic Leapを入手できたため、ARコンテンツ作成勉強会主催で9月23日に動作検証を兼ねた体験会を開催しました。

Magic Leap One

2015年辺りからデモ動画が配信され始め、体育館の中でクジラが飛び出る動画で話題になっていたが詳細がなかなか公開されず謎が多かったARデバイスです。
昨年末ごろから具体的な機器の外観が公開されたり、SDKも先行してアクセスできるようになったりと多くの開発者の期待が高まる中、この8月にアメリカの一部の州でついに発売されました。

 

 主な特徴は、HoloLensと同じようにマーカーを使わずに空間にオブジェクトを固定して自由な視点で閲覧できることが挙げられます。さらに視線追跡やジェスチャ入力も可能。
機器の構成はHoloLensと少し異なり、ディスプレイ部と演算部が分かれていたり操作にコントローラを使用したりします。

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会場

Magic Leapは今のところアメリカでしか販売されていないため日本での使用は想定されていません。
そこで今回は福岡工業大学の電磁波計測センターにご協力いただき、電波暗室内で電波が外部に漏れないように配慮した環境で体験会を実施しました。
休日の開催にご協力いただいた中嶋先生、ありがとうございます。

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体験会の様子

今回は2.5時間の体験会でしたが、一人当たり10分以上かけてゆっくり触れるように参加者は少なめの8名で実施しました。

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皆さんに体験してもらったのはCreateというアプリ。HoloLensのHologramsのように空間にオブジェクトを置くことができ、さらにキャラクターたちが勝手に相互作用したりもします。各参加者が自由にオブジェクトを配置し独自の世界を作り出していて面白かったです。

体験時間に余裕を持たせたつもりでしたが、皆さん予想以上にコンテンツに没頭していて終了時間いっぱいまで体験していました。そしてMagic Leapを外した瞬間にコンテンツが見えなくなり「あれ?なくなった」と言う人が多かったのが印象的でした。