tks_yoshinagaの日記

KinectやLeap motion, VRやARなどの技術を使ってやったことのメモとか

2019-2020 Microsoft MVP for Windows Developmentを受賞しました!

2019-2020 Microsoft MVP for Windows Development(活動領域: Windows Mixed Reality)を受賞しました。有難いことに今回で3回目の受賞です。

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これまで継続してきたMRに関する研究・開発やコミュニティ活動を評価していただいた結果なのではないかと思います。
今回の再受賞を励みに、これからもMicrosoft関連技術はもちろん、ARに関する様々な情報を共有していきます。また、ハンズオン形式の勉強会開催のご依頼や技術相談などお待ちしています!

活動概要

(1) 研究や趣味でのWindows MR技術の活用

研究としてはARの医療応用に関する研究発表をしたり、ハイパフォーマンス・コンピューティングの国際会議SC18でのデモなどを行いました。また、趣味でもでもコンテンツを色々と試作してYouTubeSNSなどで公開しました。

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Oculus QuestとA-Frameで始めるWebVR

0.はじめに

Oculus Questが発売され2週間以上経ち、そろそろ自分で何か作ってみたいという人も増えてくるんじゃないかなと思ったので、A-Frameを使ったWebVR開発のはじめの一歩について手順をまとめておきます。
本記事の内容をでとりあえずトリガーのオン/オフを取得できるようになり、これを応用すればコントローラの入力を取得できるようになります。まず第一歩を踏み出したい人はぜひ参考にしてください。
[今日のゴール]
https://hatena-quest.glitch.me/

1.A-Frameを使ったCGの表示

(1) Glitchにログイン 
     https://glitch.com/

(2)A-Frameのページにアクセス
     https://aframe.io/

(3) GET STARTEDをクリック
(4) remix the starter example on Glitchをクリック
(5) Remix your ownをクリック

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Structure Sensorでスキャンした3DデータをFacebookに投稿するまでの手順

0.はじめに

Structure SensorとはiPadiPhoneにアタッチできるデプスカメラで、3Dスキャンや端末の6DoFトラッキング(位置・姿勢追跡)などに利用することができます。

発売されたのは2014年頃でセンサの存在は知っていましたが、先日行われたAR Fukuokaの新年会で実物のデモを見せてもらい、研究で使えそうだと思い今更ながら購入しました。

そこで今回はStructure Sensorのデモアプリでスキャンしたデータの使い方を覚えるためにやってみた事として、3DデータをBlenderで調整してFacebookに投稿するまでの流れをまとめます。

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2018年 AR Fukuoka + αを振り返る

1. AR Fukuokaって?

AR(Augmented Reality:拡張現実感)技術を実際に体験しながら学ぶことをメインに、開発のハンズオンや最新機器の体験会を行うなど、福岡を中心に活動しているARコンテンツ作成勉強会というコミュニティ(#AR_Fukuoka)です。
AR Fukuokaやそれに関連した1年間の活動を振り返ると、合計で42回もの勉強会開催や他コミュニティのイベント出展・登壇をしていました。
そこで、備忘録作りもかかねてまとめてみます。

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UnityではじめるLooking Glass

0.はじめに

裸眼で3Dコンテンツを楽しめるLooking Glassがついに手元に届きました。

関連記事:
VRゴーグルつけずに3D表示:Looking Glass –  九州先端科学技術研究所

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早速Unityで何か開発する際の手順をメモ(for Windows)。
詳細は公式ページ(英語)にありますので、そちらもぜひご一読を。

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SC18で空間共有ARを展示中!

SCとは毎年アメリカで開催されるハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)の国際会議です。今年はDallas(Texas, USA)で開催され、研究展示エリアのCG・可視化研究会(VR STUDY MEETING)ブースにてデモをしています。

今年の展示コンテンツは複数の端末で空間を共有したAR(Augmented Reality:拡張現実感)システム。 何かというと、HMDを装着している人が見ているARコンテンツを他の端末からも観察できるというもの。

下の写真のようにHMD利用者同士はもちろんスマートフォンとも共有を行い、PCのディスプレイに表示することでブースの前を通る人にも見られるようにしています。

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実際に動いている様子は以下の動画でご覧いただけます。
今回は短時間で操作方法を理解してもらうため、できることは透明領域を移動するのみに限定しましたが意外と好評です。また、体験者が別の人にHoloLensを被せて体験を促す光景もあり印象に残りました。

HPCとどう関連するの?ということについては、例えばスパコンでのシミュレーション結果を立体的に観察したり、さらに複数人が自由な視点で見ながら議論したりといった応用考えています。

また当ブースではARのデモだけでなく、ポスターも展示してモーションセンシングや医療支援、農業ITの研究のPRもやっています。

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展示も残すところあと2日。頑張ろう。

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Magic Leap体験会を開催しました

今年の8月についに発売されたARデバイスMagic Leapを入手できたため、ARコンテンツ作成勉強会主催で9月23日に動作検証を兼ねた体験会を開催しました。

Magic Leap One

2015年辺りからデモ動画が配信され始め、体育館の中でクジラが飛び出る動画で話題になっていたが詳細がなかなか公開されず謎が多かったARデバイスです。
昨年末ごろから具体的な機器の外観が公開されたり、SDKも先行してアクセスできるようになったりと多くの開発者の期待が高まる中、この8月にアメリカの一部の州でついに発売されました。

 

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