tks_yoshinagaの日記

KinectやLeap motion, VRやARなどの技術を使ってやったことのメモとか

Google TangoとKinectやHoloLensを組み合わせてみた

単体で手軽にマーカーレスARを楽しめるGoogle Tango対応端末ですが、他のデバイスと連携したらもっと楽しめそうだと思い、いくつか試してみたのでご紹介します。

1. Kinectとの組み合わせ

 以前、HoloLensの記事でも紹介しましたが、Kinectで取得した空間の3次元情報をリアルタイムに表示してStar WarsっぽくしてみようというシステムのTango版。こちらのデモでは事前に記録したデータを再生していますが、リアルタイムに取得したデータをTangoに渡すことも可能です。

参考:HoloLens版


2. 複数のTango端末の連携

 ARを一人で体験するものからみんなで体験するものにするため、Tango同士で空間を共有して同じオブジェクトを観察するシステムを試作しました。このデモでは一方の画面をタップするとオブジェクトが回転し、その様子がもう一方のオブジェクトにも反映されます。このように事前に用意したオブジェクトだけでなく、先述のKinectの3次元情報を共有することも可能なので近いうちに公開しようと思います。



3. TangoとHoloLensの組み合わせ

 TangoとHoloLensで空間を共有して同じオブジェクトを観察したり操作したりするシステムを試作。種類の異なるデバイスでも体験を共有できるようにすることで今後のデバイスの多様化に対応できればと考えています。

 

おわりに
趣味でGoogle TangoやHoloLensを使ったシステム開発をやっています。「こんなことをやってみたい」というアイデアや開発のご相談も趣味・仕事に関わらずお受けしていますのでお気軽にご連絡ください。各センサの特性や3Dの数学、画像処理などの要素技術にも扱えますので、目的のコンテンツを作るための最適解をご提案できると思います。